2010年09月04日

クルアーン暗記のアドバイス

アルハムドゥリッラー、クルアーン暗記の仕方について、あるシスターよりアドバイスをいただきました。その内容が私だけが読むにはもったいないほど素晴らしいので、ご本人の許可をいただいて、こちらでも紹介させていただけることになりました。とても具体的でわかりやすいです。暗記を頑張っていらっしゃる方、お子様に暗記をさせたい方、ぜひ参考になさってください。そして、このアドバイスを作成してくださったシスターにアッラーからの大いなる報償がありますように。

全部で10項目ありますが、9番目の「スーラの内容を絵に描かせてみる」というのは、まさに目から鱗でした。うちの子供たちは絵を描くのが好きなので、インシャーアッラー、またやらせてみたいと思います。


-----【以下、転載】--------------------------------------------------------------

1、暗記に関して「目から」「耳から」「意味から」覚える3タイプがあります。お子さんはどのタイプでしょうか?「目から」というのは覚えたものを読んでいくにあたって「あたかもカメラで写したように」思い出すことですアーヤが書かれている場所、ページの左右・上下のどの位置にあったかを良く覚えている、耳で聞くよりも目で見て覚えるタイプです。耳で・・・は文字通り耳で聞いて覚えるタイプです。意味で・・・はアーヤの意味を思い出しながら、文章を思い出す具合です。

目で覚えるタイプの人に耳で覚えさせようとしても時間と労力が無駄にかかってしまいます。もちろん努力に対してアッラーからの報奨は確実にあるでしょうけれど。例えば目で覚えるタイプの人はアーヤを書きながら覚えたりするのが効果的です。
耳で聞かないと駄目なタイプにや文字や意味から暗記させても余計に難しくなる・・・ということです。子供は自分の声や敬愛する両親の声を心地よく感じるので、正しい朗誦が出来るのが条件ですが、自分の声でクルアーンを読んでテープなどに録音し、それを繰り返し聞く、あるいは両親の声で録音したものを聞かせるなども効果的だそうです。

もちろんこれらの三つのタイプは完全に分かれるわけではありませんが、お子さんがよりどちらのタイプなのかを知ることは効率的に暗記を進めるにあたって重要なことだと思います。

2、暗記の進め方で2つの進め方があります。
  @とにかくクルアーン全部を終える。(私がハトムしたのはこのやり方です)→第1回のハトム修了、引き続き2回目を始め、3回、4回・・・とクルアーン全体で暗記・復習して行くやり方。
  A少ない量(例えば2ジュズ覚えたらまた覚えたものを繰り返すというもの)→このやり方も悪くはありませんが、時間があくとどうしても人間は覚えたことを忘れてしまうため下手すると一生決 まったジュズ、決まったスーラしか暗記していないことになってしまう可能性もあります。

個人的な意見では大人の場合は@を短期間で、子供の場合は@を比較的ゆとりをもって進めて行くのがいいのでは?と思います。
暗記仲間に現在は32歳のF、28歳くらいのAという二人の女性がいますが、二人とも小中学校がタハフィーズ系の学校で、小学校〜中学2年までと時間をかけてクルアーン全てを覚えたようです。
その後、高校・大学と以前のようには暗記に時間を掛けられず、覚えたものをほぼ放置している状態だったそうですが、彼女達の暗記力はマーシャーアッラーずば抜けています。やはり最初に時間をかけているので思い出すのも早いですよ。暗記のチェックの際も周りの人たちも安心して聞いていられるような状態です。

3、他の教科にかけた時間・情熱・整理法などをクルアーン暗記にも活用する。

例えば表を作ってみたり、ある特定の情報を箇条書きにしてみたり・・・(ただこの方法はアラビア語で覚えている、あるいは意味を理解しているというのが条件かもしれません)

4、脳を活性化させるようなことを色々試してみる。

クルアーンの暗記だけでなく、ハディース、その他の役立つ情報も暗記してみる・・・など。

5、1日のうちのクルアーンを学ぶ時間を2つにわけ、復習と新しい暗記を平行して行う。

6、ハラームの物を遠ざける、善行を行う。(特に目・耳・舌を何に使用しているか気をつける。目:ムスリムが見るべきでないものをみていないかチェック(意識していなくても、日本だと電車のつり革広告・インターネット・テレビその他でハラームの写真・絵などは目に入ってきています。)。耳:音楽(アカペラだけの宗教歌は除く)も日本だと否応無しに耳に入ってきますね。なるべくそれらの音楽を避けるようにする。悪口・意味のない噂話など聞かないようにする。舌:悪いことを言わないようにする。ハラームの飲食物を口にしないようにする、など。

7、ドゥアーとタワックル。

自分と子供の努力や賢さ、要領の良さが暗記を成就させてくれるわけではありません。色々な方法で努力することは大切ですが、アッラーからのタウフィークあっての成功です。
「自分の心がアッラーの御言葉が入り、保管される容器となるように」アッラーにドゥアーする、など。

8、伝統的な方法(ただひたすら暗記する)以外の方法を試す。

アフリカのある暗記学校では覚えた後に、そのアーヤを読みながら校庭を歩いて読みながら1周するそうです。

9、覚えたアーヤ・スーラなどを場所・時間・映像などと関係付けて覚える。

○○章はどこどこを旅行した時に覚えた、どこどこのキャンプで覚えた、など。
あの出来事は○○章を覚えた時に起こった・・・など。
暗記も進んでくると色々な比ゆ的表現が出てきます。例えば、導きが光に例えられていたり、タウヒードがしっかりと根が地についた幹の太い木にたとえらえていたり。
絵に描けるものは子供たちにその様子を想像させ、絵に描かせてみるなど。

10、目的意識を持つ。

自分はなぜ暗記するのか?という理由を少なくとも5つ書き出してみると励みになりますよ。



posted by Ummee at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | クルアーン学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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